Office 2010のマイクロソフトサポートが切れたら

投稿者: | 2021年5月8日

年配の友人から携帯電話に連絡がありました。

コロナで時候の挨拶かと思いきや、パソコンの相談でした。

Excelを立ち上げようしたら、パソコンにサポート切れのメッセージが表示され、アップグレードをうながすポップアップが出たのでどうすればいいかというものです。

2020年10月13日にOffice 2010の延長サポートが終了しましたが、ホームページでは次の4点を挙げています。

①有害のウィルス、スパイウェアの感染

②情報漏洩の危険性

③更新プログラムの提供なし

④テクニカルサポートの対象外

 

今後Officeを使い続けるなら、Office 2019またはMicrosoft 365(旧Office 365)への移行を検討してください、とマイクロソフトは表明しています。※1

 

しかし、Office 2019では、新機能の自動更新はありません。※2

Microsoft 365は定期的に機能追加がされており、すでにOffice 365にはない関数(XLOOKUPやXMACHなど)などがあります。

 

セキュリティープログラムの更新は、Office 365、Microsoft 365ともに提供されます。

上記の①②は、メーカーがサポートしていればマルウェアの感染や情報漏洩しないということではありません。

ランサムウェア(身代金要求マルウェア)やEmotet(エモテット)は、メールから感染することがほとんどです。

セキュリティ対策ソフトを正しく運用することが大事です。

 

個人使用をどうするか

個人所有パソコンでOffice 2010を使用している場合は、どのような選択肢があるでしょうか。

今後の使用頻度や必要性,、費用、家族で使っているのか個人で使っているのか。

 

①Office 2019製品版を購入する。約33,000円。これも10年でメーカーサポートが切れます。ただし、セキュリティ対応はありますが、機能アップはありません。

②Microsoft 365(旧Office 365)を利用する。サブスクリプションタイプで、毎月または年間定額での使用です。私はこれを使用しています。

機能アップやセキュリティー対策が行われています。

個人用と法人向けがありますが、Officeだけを使うならば、Microsft 365 Apps for business で十分です。※3

③Office Onlineの利用。オンライン版(Web版)のOfficeでマイクロソフトアカウントがあればだれでも利用できます。スマホやタブレットでも利用できます。
ファイルの保存先はOneDriveです。デスクトップ版(インストール版)より機能が少ないです。 ※4

④Office 2010を継続して利用する。たぶん毎回警告メッセージが表示されるでしょうが、使うことはできます。

⑤無料のLibleOfficeを使う。Excelとの互換ソフトはCalc(カルク)といいます。 現在バージョン7.1.3です。
https://ja.libreoffice.org/

⑥Googleの無料ソフト、スプレッドシートやドキュメント、スライドを使う。GoogleChromeをつかえば、Googleアプリに含まれいます。

⑦PCについている他のソフトメモ帳やワードパッドを使う。

新しいサービスが出てきますので、その時々で検討すればいいと思います。

友人にどれを提案するか思案中です。

 

<参考>

※1:Microsoft 最新ニュースに簡単アクセス
https://www.microsoft.com/ja-jp/atlife/article-office2010-eos.aspx?activetab=office%3aprimaryr13

※2:すべきことをOffice 2019で成し遂げる
https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/get-started-with-office-2019

※3:Microsoft  365,価格、機能比較
https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/buy/compare-all-microsoft-365-products

※4:無料の Web 版 Office で作成、共有、コラボレーション
https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/free-office-online-for-the-web

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