LibreOffice最新バージョンのCalc 5.2でExcel 2016互換のIFS関数がサポートされます。
127ペアまでの引数を指定できます。
IF関数では7レベルまででしたから分岐は最大8個でした。
大幅に条件設定が増大しました。
構文:IFS(論理式1,結果1,論理式2,結果2,……,論理式127、結果127)
数式例としては次のようになります。偽の場合の記述がありません。
=IFS(A6>0,”a”,A6<0,”b”,A6=0,”c”)
Excel 2016では、次のような数式で偽の場合はそのまま記述します。
=IFS(A6>0,”a”,A6<0,”b”,”c”)
Calc 5.2でExcel 2016のような数式を記述すると、[#N/A]エラーを表示します。
また、128以上のペアを設定しても、[#N/A]エラーを表示します。
サンプルファイル:IFS関数 (Calc 5.2専用、旧バージョンでは[#NAME?]エラーを表示します)