昨今のパソコンには利用できるフォントがたくさんインストールされています。
利用しているWindows 10のパソコンには332のフォントが入っていました。
フォントがたくさんあると色々使ってみたくなるものです。
作成するドキュメントの種類に応じて、個人の好き嫌いによって、変わるものです。
次のWordで作成したドキュメントをご覧ください。
[グリッド線の表示]で、文字の配置が分かる様にしました。
上は、[MS Pゴシック 12ポイント]で、下は[MS ゴシック 12ポイント]です。
上の文字の並びは、ところどころ行でずれています。
下の文字の並びは、上下並んでいます。
上のフォントはプロポーショナルフォントで、下は等幅フォントです。
プロポーショナルフォントは、文字による文字間を調整して、見栄えを良くすることを意図したフォントです。
漢字、ひらがな、全角カタカナは等幅フォントですが、「っ」「ゃ」「ゅ」「ょ」などはプロポーショナルフォントの場合があります。
上の例で「った」や字下げスペースがある行は文字間の調整が行われています。
日本語のフォントによって、プロポーショナルフォントになっている文字種は異なります。
よく使うフォントで確認して下さい。
[MS P 明朝]など「P」はプロポーショナルの意味です。
等幅フォントは、文字間を同じにするため日本人には見慣れているフォントです。
作文や小学校の頃にマス目に一文字ずつ書いて練習したことがある人には違和感ないでしょう。
等幅フォントは、行頭と行の末尾がそろいます。全ての文字が等幅に配置されます。
プロポーショナルフォントの文字間調整は難しい
プロポーショナルフォントは意図的に(人為的に)、文字間を調整している為、スペースなどで縦横並べて配置することはむずかしいフォントです。
特にExcelで使用した場合、セルに入力した数値や文字が上下のセルでずれることが散見されます。
印刷すれば、ずれて印刷されます。数値が上下でずれていると、読み違いなどを起こすことがあります。
等幅フォントを利用することをお勧めします。
主な等幅フォント
MS ゴシック
MS 明朝
BIS UDゴシック
BIS UD明朝
IPAゴシック
IPA明朝
Courier