Windows 10の標準プリンターの一つとして[Microsoft Print to PDF]が追加された。これで作成されるPDFファイルのバージョンは「1.7(Acrobat 8.x)」です。
これまでPDFファイルを作成する場合には、専用のPDF作成ソフト(Adobe社のAcrobatなど)が必要だった。Office 2007からはマイクロソフトがExcel 2007やWord 2007のファイルをPDFファイルに作成する印刷をサポートしていたが、Web画面などをPDF化するのができなかった。
しかし、[Microsoft Print to PDF]は当分極めて重要な役割を担うであろう。なぜなら、Windows 10の新しいブラウザー[Microsoft Edge]を使用時にPDFファイルを作成する際、Adobe社のAcrobatでは正常に動作しない。PDF作成途中で止まってしまい(次の図)、PDFを作成することができません。Windowsのヘルプ印刷時もエラーになる。
※左画面のプロセスが残るためPC再起動が必要。
Adobe社のAcrobatはWindows Edgeなどで不具合がある
AcrobatがMicrosoft Edgeで使用できないことは、次のtwitter、@ AdobeSupportJアドビサポート担当の2015年7月30日(8月31日現在更新情報確認なし)で
[Microsoft Print to PDF]の設定画面 設定内容はシンプルかつ少ない
[Microsoft Print to PDF]で作成したPDFファイル
Microsoft Edge とプライバシー FAQ – Microsoft Windows
補足:[Microsoft XPS Document Writer]というPDFの置き換えをねらったマイクロソフト社のライターは標準で利用できるが、将来的に継続するかは不明(不安)。
追加
ツジイ様よりWordの印刷で使用できないとのコメントをいただきました。
確認のため、当方で印刷してみました。
Word 2013とWord 2010でも使用できます。
Word2013の印刷サンプル Word2013MSPtoPDF.pdf
Word2010の印刷サンプル Woed2010MSPtoPDF.pdf
Acrobat XでPDFファイルを開き、[ファイル]→[プロパティ]→[概要]タブを開くと、