Adobe <mail@mail.adobe.com>という差出人から上記件名のメールが届きました。
本文は次の通りです。メールでログインを要求する内容はフィッシングメールの手口です。
Adobe IDも記憶にありません。メール本文も脅迫的な内容でフィッシングメールそのものです。
日本語は自然な感じがします。
ログインボタンをクリックすると、次のような画面が表示されます。
URLはhttps://adobeid-na1.services.adobe.com/……とかなり長いものです。
セキュリティーチェックがかかっていますが、いつもの警告画面にはなりません。
これまでなら、メールアドレスとパスワードを入力しログインしますが、ちょっと待て 何か変だぞとの疑問がわきます。今どきメーカーがこのようなメールを送ってくるだろうか。
そこでAdobeのホームページを調べてみたら次のページがありました。
<長期間ご利用のないAdobe IDについて>
https://helpx.adobe.com/jp/x-productkb/policy-pricing/cq02142352.html
このページを読むと
<重要なお知らせ Adobeでは、お客様が1年以上ご利用されていないAdobe IDについて、当社のポリシーに則って削除させていただいており、事前にメールにてお客様に通知させていただいています。>
とあります。
通知メールサンプルに差出人が上記のメールアドレスが掲載されており本文は届いた内容になっています。
確かにAdobeから届いたメールです。が、Adobe社のポリシーて何かが分かりません。
また、1年以上確認できないAdobe IDを自分が持っているのかもわかりません(調べても不明)。
どうせ使っていないのなら削除してかまわないということです。
そもそもこのようなメールをフィッシングメールが盛んに届く状況下で送ってくることです。
AmazonやApple、金融機関などをかたるフィッシングメールが頻繁に届きます。
ユーザーの安全を考えるなら内容や方法をもっと工夫すべきでしょう。
安直なメールはフィッシング詐欺を助長します。おそらくこのメールをまねたフィッシングメールも登場することでしょう。
このようなメールが届いた人は、疑わしい場合はクリックせずに削除すべきです。
たとえアカウントが削除されるとしてもメールアドレスとパスワードを盗まれる被害に遭う事よりはいいでしょうから。