Googleドライブを使用してデータをクラウドと同期しながら利用するのは非常に便利である。
しかし[同期]機能が時には障害の原因になる事もある。
環境
使用機器:CanonのドッキュメントスキャナーDR-2010C
使用ソフトウェア:CaptuerPerfect3.1
Windows 10 Pro 64bit 1703、16GB RAM
作業手順
1.既にファイル名を付けて保存されているファイルを開き、CapturePerfectでスキャニングしたデータを追加し、上書き保存した。
2.後から開いたら追加したデータが正しく保存されていなかった(図1)。
図1 スキャニングしたデータが読めない状態
スキャナー側のエラースキャニングではない。同じ日に別のファイルに追加したデータは正しく追加されていた。
また、クラウド側のGoogleドライブに本来あるはずのファイルが見当たらない(図2)。
図2
Googleドライブのクラウドでは[版の管理]という機能がありmファイルのバージョンを複数内部で保持している。間違って上書きしていも後から前のバージョンを利用することができる便利な機能である。
しかし、あるはずの他のバージョンが見当たらない。
少し後にスキャニング下ファイルは[版の管理]もできており、正しく表示された(図3)。
図3
考えられる原因
ドキュメントスキャナーは双方向での通信を行っています。スキャニングしたデータはいったんパソコン側に保存されますが正式な保存(上書き保存や名前を付けて保存)までは一時的な状態になっています。パソコンだけだと問題は起きず正しく保存されます。
しかし、クラウドサービスでは[同期]が行われるため、パソコン側のファイルを開いて作業を行っていてもクラウド側のファイルと絶えず通信を行っているため、[同期]のずれが起きる事があるようです。追加するドキュメントが多かったりすると発生するようです。
対応
クラウドサービスを一時的に停止するのがいいようです。MicrosoftのOneDriveでも同じ現象を確認しています。
疑問
[版の管理]で以前のファイルがないのが不思議です。