Eccelのシートは、通常列がアルファベット、行が数値になっています。(図1)
しかし何らかのひょうしに図2のように列・行とも数値になっていることがあります。
これは、そのブックでマクロやVBを設定したり動かすさいに起きるのではと思われます。
図1:列はA、B、Cとアルファベット表示。AからXFDまでです。
図2:列が数値で表示されています。1から16384までです。
表示がおかしくなった場合には、Excelオプションでいつも使用しているシートに簡単に戻せます。
手順
[ファイル]⇒[オプション]⇒[数式]⇒[数式の処理]
図3:[R1C1参照形式を使用する]のチェックを外します(オフにする)
R1C1の「R」はRowの頭文字で行番号を表します。「C」はColumnの頭文字で、列番号を表します。
ROW関数やCOLUMN関数がありますので、調べてみてください。
<雑学>
R1C1形式はMicrosoftの表計算ソフトMultiplan(マルチプラン)が登場したときに利用されていたものです。
MultiplanはExcelが出て来る前のソフトウェアです。私はMultiplan 3.1の頃から利用してきましたので、違和感はありませんが。
Excelが出たころにA1形式が標準的になったようです。
そのころLotus 1-2-3という表計算ソフトウェアがあり、こちらはA1形式を採用していました。
Excelでマクロを組むときはR1C1形式を使います。
Excelシートに入力したり計算するときは、A1形式で十分です。
ただし、アルファベットの場合、何列目かを判断するのが日本人にはわかりにくいように感じます。